薄毛とストレスとの関連性について
ストレスが薄毛を促進させるというのはよく耳にしますが、どの程度の信憑性があるのでしょうか。
ストレスで髪が薄くなったとか、ストレスで白髪になったという話は昔からあります。マリーアントワネットが数日の心労で白髪になってしまったというエピソードに代表されるように、毛髪と心労との関係は否定できないものとなっています。
ここではストレスが毛髪にどのような影響を与えるのか、また、ストレスによる毛髪への影響を軽減させるにはどうすればよいのか、などをご紹介していきます。
まず、ストレスがどのような仕組みで毛髪に影響を与えるのかというと、一番に考えられるのは、ストレスを抱えると末梢神経の血流が悪くなるために毛髪まで栄養が行き渡らなくなるということでしょう。
過度のストレスは頭皮の血行を悪くして、脱毛の原因となります。また血行が悪くなるとヘアサイクルに必要な血流にも支障をきたすため、日常的に育毛対策を行っていても、その効果がまったく発揮できない頭皮の環境になってしまうということも大きな原因です。
次に考えられるのがストレスで胃が荒れることによって引き起こされる内臓不調です。
内臓が悪くなると髪の主成分である蛋白質やミネラルを作る機能や吸収する機能に障害が発生するため、髪に十分な栄養が行きわたらなくなります。
このようなストレスによる頭皮状況の悪化は、ジヒドロテストステロンの分泌を促進させ、皮脂量が異常に増加してしまうために育毛対策も効かなくなり、薄毛になってしまうという仕組みです。
ジヒドロテストステロンとは、頭皮の血流を正常にしようと働き、分泌される成分です。この成分には血流の促進効果はありますが、毛乳頭内の蛋白質と結合して、毛母細胞に毛髪の成長を抑制する命令を出してしまいます。
成長を抑制させるために皮脂を増加させ、毛穴をふさいでしまうのです。
このようにストレスによる薄毛はほぼ科学的な根拠をもって説明できます。
ですからまずストレスを溜めないようにすること、溜まってしまったら発散させることが重要となります。
ストレスの発散法で一番良いのが運動です。強制的に身体に負担をかけることによって、心労が軽減されることは証明されています。また、運動を行うことで汗が出ますが、この汗によってジヒドロテストステロンがある程度排出されるので、頭皮の悪化状況を改善する効果も期待できます。
毎日の生活でストレスをためないことは難しいですが、意識的に身体を動かしたりしてストレスを発散させるとよいでしょう。